活動目的

「なぜ、このような協会ができるの?」
と、感じられる方もいらっしゃると思います。
この協会は、「協会を作るために作られた協会」「業界内の利権争いをするための協会」でもありません。
大きな方向性は1つ。

正直にふとんと向き合う

ということです。
ご存じの方もいらっしゃるでしょう。
世の中の大量生産の流れに飲まれ、この業界も「大量生産」「安定供給」「低コスト化」が進みました。
その結果、安定した商品が、安価で手に入るようになり、寝具の市場は豊かになったかにも見えました。

物事は優れた点だけではありません。必ず副作用が生まれます。
「大量生産」「安定供給」「低コスト化」を実現した副作用が、ついに、市場でも目に見えるような状況が発生してきました。
とある、寝具店オーナーの話です。

「ふとんのリフォームをやっているけど、お客様がもってきたふとんの中身は、お客様が○○原料だろう、と思い込んでいる中身とは違う原料の時があるんですよ」

この副作用を要約すると

ユーザーが購入時に説明された原料と、実際に購入したふとんに入っている原料に違いがある

ということです。

「大量生産」「安定供給」「低コスト化」の副作用がこれです。
インターネットが生活のインフラになり、情報が横展開するようになりました。
すでに、市場に出回っている寝具の問題に気づいているユーザーはいます。とても少数ですが。
気づいたユーザーはどうするでしょう。
「いま使っているふとんには一体何が入っているのか?」ということを知りたくなるのが普通です。
いま使っているふとんの中身を調べる方法は「ふとんのリフォーム」です。
リフォームをすれば、洗う際にふとんの中身をすべて出し、原料を特定する作業が入ります。

それを象徴するように、2012より2013年。
2014年より2015年、と毎年ふとんリフォームを利用するユーザーが急増しています。

リフォーム利用件数

安定供給と、低コスト化は必要です。素晴らしいイノベーションです。
ただ、そこに偏りを感じているユーザーもいます。

日本羽毛ふとん診断協会では、そういったユーザーや、同じ考えをもつ小売店さんと、同じ方向を向き、寝具市場に
「適切な商品」を「適切な状態で」「適切な価格」で供給していくことを目指しています。
協会、そして、加盟店様、そして、ご自身の人生をより豊かにするべく、
寝具のことを真剣に考えておられるユーザーのみなさまと一緒に歩んでいく所存です。