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第3回情報交換会を開催しました!

皆さんこんにちは!協会スタッフの小林(紗)です。

気が付けば9月ももう終わり…かなり久しぶりの更新となってしまいました。

 

さて、今月は『第3回情報交換会』を開催しました。

今回は講師としてなんと、睡眠環境研究機構の理事長を務めておられる梶井宏修先生を

お招きして睡眠環境について皆さまと一緒に学びました。

質のいい睡眠は疲れをとり、明日への活力に繋げることのできる私たちとても大切なものです。

睡眠の本質とは何なのかを勉強することでお客様の睡眠環境を考えながら提案する

専門店としての幅をさらに広げることができます。

 

そして、今回は講義の他にも実験を行いました!

初めての実験でしたので色々と慣れないこともあり、思うような結果が出なかったりもしましたが…

最後の東京会場ではようやく良い実験結果を出すことができました!

 

●実験内容●

羽毛が水分を吸うことで発熱するのか

 

●実験方法●

同じ羽毛の入った袋を2つ用意する

①薄手のポリエチレンの袋を手にかぶせて乾湿状態にし、羽毛の入った袋に手を入れる。

②手に何も被せず素手のまま(不乾湿状態)で袋に手を入れる。

①、②それぞれ手のひらの上に羽毛を乗せた状態でしばらく置いておく。

その後、サーモグラフィーを使い、それぞれの発熱状態を確認する。

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このように羽毛の入った袋にそれぞれ手を入れて時間をおきます。

 

●実験結果●

②の素手で触った羽毛は手からでた汗を吸収し、発熱していた。

もう片方の①はポリエチレンわ手にかぶせているため湿気が吸えず、全く発熱していなかった。

このことから、羽毛は汗(湿気)を吸って発熱することが確認できた。

湿気を吸って発熱するするものは羽毛の他にウールなども同じ仕組みで発熱している。

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サーモグラフィーで見てみると一目瞭然!②は手からでた汗を吸収して発熱しています!

 

この実験の他にも人が座っている間にかく汗の量の測定も行いました。

汗は体の熱を調節するためにかいているため、体型や普段の運動量などで

人それぞれ汗をかく量が違ってきます。

私も測定してみましたが、自分では汗をかいている感覚はないのに

実際は汗をかき、体温の調節が自然とされていました!

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中にシリカゲル(乾燥剤)入りの測定器を首筋部分につけ、1時間にどれくらいシリカゲルに吸収されているかを実験しました!

 

このような実験や睡眠に関する講義など、今回も盛りだくさんな内容となりました。

かなり専門的な知識になりますが、お客様の睡眠環境を考えながら寝具を提案することは、

寝具専門店の役割の1つだと考えておりますので、

睡眠環境については今後も繰り返し勉強していきたいと考えております!

CIMG0840
今後も実験などを交えながら睡眠についても勉強していきます!

 

協会スタッフ 小林 紗也佳