皆さんこんにちは。代表理事の小林です。
協会では、5月末から『2016年ヨーロッパ羽毛工場視察ツアー』を実施します！
昨年の１２月に開催した「アイダー展示会」の後に会員の皆さんから
「アイダーを見にアイスランドへ行きたい！」という声をいただき、
行くなら今しかないと思い立ち今回のツアーを企画しました。
当初はアイスランドの視察のみを考えていましたが、
行くならポーランドも…と感じ急遽ポーランドにも工場視察に行くことになりました。
今までに何度かこういった海外の工場視察には、清水会長と一緒に行ったことはありますが、
今回初めて自分がツアーを組むということに挑戦しました。
これが非常に難しく、航空券、ホテル、農場視察の時間、現地での交通手段…
他にも色々と決めなければいけないことが山ほどあり、
それだけで手がいっぱいになりました…が、大変勉強になりました。
さて、ツアーの内容としてはまずはポーランドで、
大手羽毛メーカー【ANIMEX社】と
ポーランドホワイトグースブリーダー基金の会長である【クロネシチ氏】の
グース農場を訪問する予定です。
その後、アイスランドへ行き、アイダーの羽毛メーカー【EG社】に訪問し、
アイダーグランド(繁殖地)を視察して、
採取した羽毛の洗浄からふとんに充填するまでの全ての工程を確認する予定です。
何故この時期なのかというと、ちょうどアイダーダックが巣作りの時期を迎えるからです。
アイダーダウンは、アイダーダックが作った巣から羽毛を採取しています。
５月中旬～６月初旬にかけてアイダーダックは繁殖の時期を迎え、
島には巣がいくつも並びだします。アイダーダックの巣の特徴としては、
卵を温めるために巣に自ら採取した羽毛を覆っていることです。
そして、ヒナが無事巣立ち、空になった巣に残った羽毛を採取していきます。
このような、アイダーダックが巣作りしている様子、巣から羽毛を採取している様子、
羽毛を洗浄している様子、羽毛を選別している様子などの
一連の作業を見ることができる絶好の時期で、この機会を逃しては後悔してしまいます！
また、協会が日本での総販売代理店になっているアイダー羽毛ふとん『Stellan』が
どのようにして出来上がるのかも実際に確認できるため、今回のツアーを実施することにしました。
ツアーまでとうとう２週間をきってしまいましたが、
今回のツアーのご報告もしっかりとさせていただきますので、お楽しみに！
代表理事 小林 裕三
