皆さんこんにちは。もうすぐ11月、日に日に寒くなってきましたね。
さて、今回はふとんのお手入れ時期についてお話したいと思います。
羽毛診断をする時にまず初めにお客様に『このお布団は何年ほど使用されていますか?』と聞きます。
何故そんなことを聞くのか。それは使用年数によって傷み具合が違ってくるからです。
ですので、この質問ではふとんの中身を診る前に
一番するべきお手入れ方法の一つの目安として予想しているのです。
●1~5年:クリーニングでOK!
購入して間もないため、羽毛の汚れ、痛みは少ないと思われるため、クリーニングでOK
しかし、使用歴が5年未満であれば普通は問題がないはずですが、
気になる箇所が出てきた場合は何に問題があるのかを知る必要があります。
●5~10年:中身を診て、問題がなければクリーニングでOK!
しかし!痛み具合によっては吹き出しなどの問題が出てきてしまうことも…
その場合はリフォーム時期に入りつつありますので、
一度中身を確認してみることが重要です。
●10~15年:リフォーム時期到来!
10年以上お使いになられているおふとんは外側の生地はもちろん中身の羽毛にまで
汗や皮脂が浸透しています!また、羽毛の偏りや吹き出しなども出てき始める時期に
入っているため、リフォームをする絶好の時期です。
●15~20年:リフォームor買い替えの時期
15年以上お使いになられている場合でも、リフォームできます!
しかし、中身の状態によってはリフォームをしても状態が変わらないことがあります。
その場合は、リフォームをすることにお金をかけるよりも
新しいおふとんにする方がベストです。
●20~30年:リフォームができる状態?
20年以上お使いになられているおふとんでも、高品質なものや、
普段のお手入れをされているおふとんであれば十分リフォームができます。
ただ、劣化が激しいおふとんは羽毛がファイバー化してしまっている場合もあります…
ですので、まずは中身の状態を確かめる必要があります。
このようにざっくりとした予測をたてることで、
羽毛ふとんの状態を開ける前からイメージしていくのも実は重要なポイントなのです!
こういった情報も協会メンバーの皆さんと共有して当協会での羽毛診断の基準を作っていきます。